2024年08月06日
雇用問題を考える
バブルが崩壊した後の就職氷河期は、大学卒の就職率
はデータでは、わずか60%でした。
当時の大不況の情勢を反映した結果となっています。
当時の大手上場企業の中には、中国などのアジアの
需要拡大に伴い、業績が回復している所もありました。
そして、その様な所は、人の採用も積極的に行って
いました。
ですが、積極的な雇用を行っているといっても、
それまでとは決定的に事なる点がありますした。
というのも、雇用を積極的に行っていた日本企業は、
日本人ではなく、アジア各国の優秀な人材を採用して
いたという点です。
そのため、長期に及んで日本人にとって就職難は
続きました。
そして、今現在はどうかというと、バブルが崩壊して
既に30年が経とうとしているのに、一向に経済は
上向いていません。
日本のGDPは停滞を続け、かつて日本はGDPで
世界第2位にだったのに、今現在は中国とドイツに
追い抜かされて世界第4位にまで下落しています。
また、会社で働くサラリーマンの給料もその間、
ほとんど上昇していません。
30年前は、円高ということもあって、日本は
外国と比べると物価の高い国でした。
ところが現在は日本の国力の低下を反映している
こともあって円安のために物価の安い国になって
います。
日本は物価の安い国になってしまったので、
外国人の観光客は増えました。
日本政府は日本はおもてなしの国で、観光産業で
稼ぐようなことを言っていますが、裏を返せは、
国力低下のために電器産業などで稼ぐことができ
なくなったということです。
かつては、ヨーロッパのホテルに泊まれば、テレビは
日本製の物が置かれていたのに、現在は中国製や
韓国製のテレビが置かれているそうです。
日本の電器産業が衰退した理由は、日本政府の施策に
かなり問題があったと思います。
正規雇用を減らして、非正規雇用を増やすような
政策を行ったことも日本企業の競争力を低下させる
原因となりました。
また、ゆとり教育を行ったということも原因の一因
だと思います。
日本国民はこれ以上、国力の低下を招かないように、
個々の能力を高めることに留意をすべきだと思います。
そうでないと、日本は今のままでは、生活をするために
海外に出稼ぎに行かなければならない国になってしま
います。
posted by かねまん at 07:54| 日記
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